先日の授業、「私は驚きました。」という日本語を英語にしなさい。という問題がテキストにあり、ある生徒さんはきちんと、(I was surprised.) と書くことが出来ました。
よ~し、次の問題は~♪と進めようとしたとき、
「先生~、"surprise"って動詞でしょ?何で普通に過去形にして、" I surprised." にならないの?教科書によく出ているから、"I was surprised."って書いたけど、何でそうなるか分かりませ~ん。」
と質問がありました。鋭い!最高!すげ~!と褒めてあげました。ふと思った事を言える環境にしているので、このような「!!!!!!!」がたくさん付くような質問をよく頂きます!
ここからは、「自動詞」「他動詞」の話をしますので、興味のある方はゆっくり、理解しながら読んでください。あまり興味のない内容だな~と思った方は、さっと読んでみて、興味を持ったらもう一回読んでください。
"surprise"という単語、辞書を引くと、
【他動詞】~を驚かせる、~を奇襲する
【名詞】驚き
【形容詞】突然の
と出てきます。
「他動詞」で使う場合、" I surprised my brother."「私は私の兄を驚かせた。」といったように、「(~を)にあたる(驚かせる相手)」が必ず必要です。
では、自分が驚いた場合、"I surprised." にならない理由ですが、"surprise"には「(~を)にあたる(驚かせる相手)」が必要のない「自動詞」がないので、"I surprised."だと「私は驚かせた。」となり「誰を?」となってしまいます。
このように「自動詞を持たない動詞」については受身形のようにします。
よって、「私は驚きました。」は、"I surprised."ではなく、"I was surprised."とするわけです。
例文をいくつか挙げておきます。
"His behavior surprised me."(他動詞として使用、驚かされたのは"me")
"The teacher always surprises us."(他動詞として使用、驚かされるのは"us")
"My parents were surprised at my progress."(驚いたのは主語の"My parents")
"I am surprised to hear you were able to answer the question.(驚いているのは主語の"I")
自動詞を持たない動詞は他にもありますが、長くなってしまうので、今回は"surprise"だけにしておきます。
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お知らせでした。
なぜI was surpriseとはならないのでしょうか?私理解力がないもので…😅