新年度は新中1の生徒さんが比較的多いです。念のため中1英語の文法を「使える」ようにするため英作文をよく行っています。
否定の命令形「Don't +動詞原形 : ~してはいけません。~するな。」の例文を書いている時、こんな例もあるよねと言いながら画像のような標識を見せました。
その後、生徒さんから、「DON’T じゃなくてDO NOTになっているけど何か違うんですか?」とするどい質問がありました。教科書ではDo not ---の形は殆どないので説明しないつもりでしたが、せっかくなので説明しました。
こういった「ちょっと気になる」の質問は結構重要だったりしますので、大歓迎です!
"DO NOT ENTER" は少々後回しにして、以下の例文を見てください。
Food isn't allowed here. (ここで食べ物は認められていません。:飲食禁止)
Food is not allowed here.(ここで食べ物は認められていません。:飲食禁止)
No food is allowed here.(ここで食べ物は認められていません。:飲食禁止)
上の例文、どれも「意味は一緒」です。
ただし、isn't < not < no の順番で強さが違います。
3番が一番「ここでは飲み食いダメ!厳禁!」という意味が伝わってきます。
よって、「あなたにはあんなことをする権利はない。」と一言いいたいときにも、以下の言い方で印象が変わります。(少々オーバーな訳付き)
You don't have the right to do that.「あなたにはあんなことをする権利はないですよ。」
You do not have the right to do that.「あんたにはあんなことをする権利はないぞ!」
You have no right to do that.「おまえにはあんな事をする権利なんかねえぞ!」
やはり、3番が一番強くなります。映画等でよく使われるセリフはやっぱり3番ですね。
話しを戻して、先ほどの標識の話、
"DON'T ENTER" よりも"DO NOT ENTER"の方が「入るな強調レベル」が違うのはもうお分かりですね。
冷蔵庫の私のプリンには"DO NOT EAT THIS!" と書いておこう!
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