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五十嵐義秀

力(チカラ・ちから):force / power / strength / energy / authority... どれ使えばいいのかな?

更新日:2021年1月7日


 日本語の「力、ちから、チカラ」という言葉は結構幅広く使えます。

 しかし、英語では「チカラ」の種類、分野で使用する語が異なりますので、ライティング等、自己表現で厄介です。

 今回は、「一般的なチカラ」の使い方のみをお話しします。よって、ある分野では当てはまらない事もありますので、ご了承ください。

 

 では、極端な例ですが、例えば以下の日本語で書かれた文章に「力:ちから」がいくつか出てきますが、force / power / strength / energy / authority の内どれでしょうか。

 

 「今日は皆さんに岩を運んでもらう仕事をしていただきました。お昼ご飯は焼肉だったので、十分「①力を(元気を)溜めた」ことでしょう。

 皆さんとても「②力が備わっている」ので、焼肉のおかげで、多分いつもより2倍の「③力を発揮した」と思います。

 それに、皆さんは、日頃「④持続力:持久力」、をつけるために訓練もしているんでしょう。

 え?リーダーは訓練していない?文句言っても訓練に参加しようとしない?それは多分その方には「⑤力:権力・権限」があるのでしょう。

はい、いかがでしょうか。赤い部分は全て力(チカラ)ですね。

 

では、先程のチカラに語彙を当てはめます。

元気・溜めた力:energy(不可算)

備わっている力や能力:power (不可算)

実際に発揮する力:force (不可算)

持続力・持久力:strength (不可算)

権力・権限:authority/power (不可算)

 

 本当にザックリと分けると以上のようになり、定着もする?と思います。

後は、"the ○○○ of -" ○○○の中にいずれかを入れて、「~のチカラ」と表現すればいいかなと思います。

"have/has ○○○" ○○○にいずれかを入れて、「~は〇〇のチカラを持つ」と表現することもできますね。

 

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