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五十嵐義秀

序数詞の使い方:the second one / a second one  2番目と2個(人)目

更新日:2020年12月12日


 先週まで普段の英文ライティングの添削に加え、英検対策でのライティングもありましたので、殆どの時間を添削に費やしました。

 数多くの添削をすると共通した訂正が見られますが、「序数詞:second, third, fourth, fifth ...」に関する添削をいくつか行ったので、ブログにしたいと思います。

 

 中高生時に「最上級」で the second largest city... 等、「序数詞には、"the first... the second..." というように、"the"を付ける」という感覚が非常に強いようです。

 私も正直、序数を言う時"the..."って言いそうになります。

 確かに、「~番目の」というときには、"the"をつけます。それは正しいです。

 それに対し、「~個目・~人目」というときはどうでしょうか。"the"ではなくて、"a, an"をつけます

 以下、もう少し詳しくお伝えします。また絵を書いてみました。季節的に栗を描いてみました。

 

 下の絵を見てください。栗を頂きました。袋から出した順番に「~番目」という意味で番号をつけてみます。

 それぞれの栗は、1番目(first), 2番目(second), 3番目(third), 4番目(fourth), 5番目(fifth)と特定されました。

 そして、誰かが栗ご飯をつくる為に剥きたいので、" Give me the second one."「2番目の栗ちょうだい。」と言われたら当然、栗番号②を渡しますね。"... the fourth one"と言われたら、栗番号④しかないです。

 このように特定したものに関しては、"the"をつけます。ですから、先に述べた、"... the second largest city..."は2番目に大きな町というのは、特定された町となるわけです。

 

 今度は、先ほどの栗をとりあえず袋から出して、適当に並べたとします。面倒なので、栗に順番・番号を付けていません

 もし、先程の栗ごはんをつくる人から、"Give me the first one."「1番目の栗ちょうだい。」と言われたらどうしますか?「はい?別に順番つけてませんが?」と困ってしまいます。

 では、"Give me a first one."「1つ目ちょうだい。」といわれたらどうでしょう?今度は問題ないようです。どれでもいいから一つ渡します。

 そして、"Give me a second one."「2つ目ちょうだい。」と言われたら、どれでも良いので2個目を渡せばよいのです。

 

 日本語の場合は、1番目も1個目(1人目)も同じ意味に使われる事があるので、英語の世界ではハッキリと違いがあることを把握する必要がありそうですね。

 栗ごはん、、もう食べました?秋ですね~。

 

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